【omo散歩】CASA AfeliZ GINZA(カーサ・アフェリス ギンザ)さん

omo散歩【第8回】

表参道ぷらぷら散歩、omo散歩

今回は銀座、はたまたスペインまで足をのばしました。
今回は銀座のスペインダイニング、CASA AfeliZ GINZA(カーサ・アフェリス ギンザ)さん企画のワインテイスティングへお邪魔致しました。

今回ワインをご紹介してくれたのは、はるばるスペインはバルセロナからやって来たVinedossingulares(ビニェドス シングラーレス)社のクリスティーナさんです。

ビニェドス シングラーレス社はスペインの高級ワインで有名なリオハ地域を中心に、まだまだ世間に知られていないすばらしい生産者さんを広めようと、葡萄の特徴や食事のコンセプトを考えながら、ワイン自体をプロデュースしています。

スペインを旅しながら、いきあたりばったりの人との出会いを通じ、生産者や葡萄の品質、旬の食材や季節、さまざまな要素を加味しながら、ビニェドス シングラーレス社プロデュースのワインが生まれます。

今回はワインに合わせてシェフがメニューを考えるという、逆マリアージュのコースを堪能しました。

スペインワインというと、コッテリ、まったり、凝縮というイメージを持たれると思いますが、彼らのワインはその常識を覆します。
お父様の家業を継がれたクリスティーナさん曰く、今までのスペインワインはお料理との共存が難しく、ワインが料理より前へ出てしまう。
お料理を殺さず、葡萄の良さを楽しめる食中ワインや、暑い日にすっきり飲めるスペインワインを造りたかった、とのこと。

ビニェドスシングラーレス社のクリスティーヌさん(真ん中)

ビニェドスシングラーレス社のクリスティーヌさん(真ん中)

最初に頂いた、【D.O ルエダ Afortunado アンフォルトゥナード 2016(ブドウ品種 ベルデホ100%)】は、すっきりしているものの、りんごを思わせる甘い香りが漂い、すっきりの中にもコクがあります。

D.O ルエダ Afortunado アンフォルトゥナード 2016(ブドウ品種 ベルデホ100%)

こちらは「真蛸のGalicia風と初鰹のカルパッチョ仕立て 夏ミカンの香りと共に」とあわせて頂きました。

真蛸のGalicia風と初鰹のカルパッチョ仕立て 夏ミカンの香りと共に

続いて頂いたのが、【D.O.Ca. リオハ Jardin Rojo ハルディンロホ 2015 (ブドウ品種 テンプラニーリョ100%)】

D.O.Ca. リオハ Jardin Rojo ハルディンロホ 2015 (ブドウ品種 テンプラニーリョ100%)

お料理は「フォワグラのプリンとマカロン、赤ワインとバルサミコソース」です。

フォワグラのプリンとマカロン、赤ワインとバルサミコソース

こちらは、彼らのコンセプトが前面に出ているワインでした。

D.O.Ca.、しかもリオハ産のテンプラニーリョ。さぞかしどっしりかと思いきや、とても上品。繊細な仕上がりで、次に頂いたメンシアの方が力強かったです。

そしてそして、お次は最近若手に注目されているという葡萄品種、メンシアを頂きました。

なかでも質が良いとされているDOビエルソ産です。ビエルソは山間部にあるため、急勾配な畑が多く、作業が大変とのことでした。しかし、こちらの石灰などを含む粘土質な土壌がとてもポテンシャルがあるそうです。

一緒に頂いたお料理は「イベリコ豚のプランチャ 赤ワインとプルーンのソース」でした。

イベリコ豚のプランチャ 赤ワインとプルーンのソース

【D.O. ビエルソ Corral de Ovispo コラル デル オビスポ 2015 (ブドウ品種 メンシア 100%)】

なんといってもエチケットが可愛いです。これだけでも飲みたくなりますが、テンプラニーリョよりもミネラル感があり、カシスのような深みとスパイス感が感じられました。

D.O. ビエルソ Corral de Ovispo コラル デル オビスポ 2015 (ブドウ品種 メンシア 100%)

最後は秘蔵っこ、【D.O. リベラ デル ドゥエロ Entrelobos エントレロボス 2015 ブドウ品種 ティント・フィノ 100%】を「ブティファラとハーブのパエジャ」と共に頂きました。

D.O. リベラ デル ドゥエロ Entrelobos エントレロボス 2015 (ブドウ品種 ティント・フィノ 100%)

こちらは、長期熟成型テンプラニーリョで、お料理と一緒は少しもったいなく、みなさん、ワインのみで暫く香りからじっくり楽しんでいました。
ティント・フィノとはカスティーリャ・イ・レオン州のみの呼び名だそうで、テンプラニーリョは地域によってそれぞれ呼び名が違うのだそうです。

最後は「自家製クレマカタラーナ 旬のフルーツとバニラアイス」のデザートで目にも美味しいワイン会の締めとなりました。

CASA AfeliZ GINZA(カーサ・アフェリス ギンザ)さんでは不定期ではありますが、ワイン会を企画されているそうです。

目も心も満たしてくれる、田中シェフの素敵なお料理と共にワインの生産者に触れ合える企画となっています。

生産者さんの思いが伝わると、よりワインの味わいも深くなってきますよね。

普段はスペインキュイジーヌが楽しめるダイニングとして、またパーティーやイベント会場などとしてもスペースを提供されているようですので、みなさまも是非足を運んでみてください。

【関連情報】

Vinedossingulares (ビニェドス シングラーレス)社HP】
http://www.vinedossingulares.com/

CASA AfeliZ GINZA(カーサ・アフェリス ギンザ)HP】
http://www.casaafeliz.com/

CASA AfeliZ GINZA(カーサ・アフェリス ギンザ)MAP】

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